
ふと、パリの空気が吸いたくなった。
翌日のエミレーツ航空を手配し、スーツケースを持たない身軽な装備だけでドバイを経由してパリへ飛ぶ。限られた時間の中で、この街の空気を味わうための記録だ。
ドバイ経由の長旅をラウンジで過ごす
羽田からドバイを経由する長旅。当時は楽天プレミアムカードのプライオリティパスを使っていた。ドバイ空港ではSleepoverとラウンジを利用し、シャワーで汗を流し、コーヒーと軽食で心身をリセットする。乗り継ぎの時間が、旅の続きになる。
その後、楽天プレミアムカードはプライオリティパスの利用条件が改悪され、手放すことになった。現在は回数無制限の「セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス」に切り替えている。旅のスタイルとともに、カードも進化していく。
ルーブルもベルサイユも、行列を回避する

ルーブル美術館やベルサイユ宮殿の長い行列。思い立って飛んできた旅で、数時間をただ待つことに費やすのはもったいない。
日本にいる間にスマホでパリミュージアムパスのeチケットを手配しておいた。当日はQRコードをかざすだけで、長蛇の列を横目に名画の前に立てる。貴重な旅の時間を守るための、事前準備のひとつだ。
パリの絶景を18-135mmで切り取る

サント・シャペルの息を呑むステンドグラス、凱旋門から狙う黄昏時のエッフェル塔。このパリの旅では、SONY α6400に「18-135mm」のレンズ1本だけを持っていった。
スリの多いパリの街中で、立ち止まって複数のレンズを交換したり、仰々しい機材をいくつも取り出したりするのはリスクが高い。広角から望遠まで1本でカバーできる18-135mmの万能さと、軽量なα6400の組み合わせが、このときの最適解だった。
パリそして翌年のアジア・ヨーロッパ6カ国周遊を経て、もっと広角で撮りたいという気持ちが強くなっていった。路地の奥行き、街の広がり、薄暗いカフェの空気感。18-135mmでは切り取りきれない瞬間があった。
そこでたどり着いたのが単焦点のF1.8/11mmだ。圧倒的な広角と明るさが、旅の空気をより豊かに残してくれるようになった。
現地のリアルな洗礼

モンマルトルの丘でのミサンガ売りの強襲、絶品のイタリアンランチで告げられた「Cash Only」の洗礼。海外のリアルは決して甘くない。
だからこそ、メインの楽天プレミアムカードだけでなく、現地ATMからユーロを引き出せるSBIデビットカード(Mastercard)と楽天デビットカード(VISA)を財布に忍ばせていた。
店主と笑い合いながら、陽光が差し込むパリの石畳をATMまで一緒に歩いた時間は、この備えがあったからこその記憶だ。
この旅を支えたカード布陣(2024年1月当時)
| 役割 | カード | 主な用途 |
|---|---|---|
| メイン・ラウンジ | 楽天プレミアムカード(VISA) | プライオリティパス(その後改悪により手放す) |
| 現金調達① | SBIデビットカード(Mastercard) | 現地ATM |
| 現金調達② | 楽天デビットカード(VISA) | 現地ATM |
当時はまだヒルトン・アメックスもセゾンプラチナも持っていなかった。それでも、プライオリティパスでラウンジに入り、2枚のデビットカードで現金を引き出す。この3枚で十分に旅は成立した。
カードは旅のスタイルとともに進化していく。現在の布陣については、こちらの記事にまとめた。
大きな荷物は、旅の自由を奪う。こだわりの機材と厳選したカードだけを連れて、パリへ飛んだ。それだけで、旅は十分に豊かだった。


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